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おやつは惨事
「超楽勝だったね!」
「計算通りさ。大富豪といっても、防犯意識は薄いヤツが多い。って、何そのホットドッグ」
「えへへー、厨房でちょっとね。おやつ代わりだよん」
「ったく、よくやるよ」
「だって超余裕だったんだもん。ほら」
ミアはホットドッグを片手に持ち直すと、バッグの奥から大粒のダイヤモンドを取り出した。
太陽に透かして見ると、美しい虹色の輝きを放つ。
「何買おっかなー。コスメでしょ、帽子でしょ、あっ、バッグも!」
ミアはその場でくるりとターン。嬉しさが抑えきれない。
「そりゃあいい」
パンッ!
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