第3章《お菓子な魔界》

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キャンディーバトラー ディアブル=デモニオン 「どこへ行く気ですか…」 ギクッ! 魔王 ドゥルス 「みさき…!待って…くれ!」 扉が開いた音がして あたしはゆっくり振り向く… キャンディーバトラー ディアブル=デモニオン 「あ、ドゥルス様!」 あれ…ドゥルスさんの様子がおかしいわ 頭を抱えて角のキャンディーが溶けかかってる… 魔王 ドゥルス 「なぜ、我を嫌う… 頼む、愛してくれ…!ハァハァ…」 キャンディーバトラー ディアブル=デモニオン 「小娘!ドゥルス様に何をした!」 あたしは後ずさった コイシダミサキ 小石田 岬 「あ、あたしはなにもしてないわっ 告白を拒否しただけで…!」 魔王 ドゥルス 「ハァハァ…フラれたなんて… み、認めたくない…ぉえ…」 え…なんか、紫色のゼラチンを吐き出した! コイシダミサキ 小石田 岬 「お、大袈裟よ…!あ、あたしが 毒でも盛ったみたいじゃないっ」 壁に片手を添えてたドゥルスさんが片膝立ちになる… キャンディーバトラー ディアブル=デモニオン 「なんと、酷いことを! ドゥルス様はデリケートなんだぞ…!」 うう…
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