第2章《お菓子城》

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第2章《お菓子城》

んう~いたたたたぁ… お尻、打っちゃったかな あたしはゆっくり目を開き辺りを見回す こ…ここ、何処なの? へっ…へええぇぇぇッ!? 今いる場所が把握できない あたし…落ち着いて、深呼吸深呼吸…! 目を閉じ直してから…すーっはーっ よし、落ち着いた…改めて辺りを見回すと どこかの建物のなかにいることがわかった… 全部、お菓子でできてて 建物の壁は丈夫な堅焼きクッキーね 甘いお菓子の香りがほんのり漂ってる スマホもないしあたし、これからどうなるのかしら… と、とりあえず…ここから出ないと! 上に行くための階段がある よくみると、地下室みたいね 階段を上がれば出口に行けるかも…! あたしはさっそく、階段を上る だ、誰か降りてきた! あたしは慌てて階段を下り壁の隅っこに 置かれてる大樽の後ろに隙間をつくって隠れる… 息を潜めながら、降りてきたのが誰か確認してみると 角がペロペロキャンディーになってる執事がいた! 赤と白の定番模様のペロペロキャンディー ちょっとだけ、舐めてみたいかも… そ、そもそも…なんで頭に ペロペロキャンディーなんかつけてるのかしら! なんのコスプレよ… 尻尾の先もペロペロキャンディーだし…変なの!image=512931232.jpg
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