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「へ...?わっ!」
俺がとぼけた顔をしてると、アレックスは俺の両手首をソファに押しつけて押し倒してきた。
「こういうコト...したくなるカラ...」
「あっ...ご、ごめ......」
「さっきトイレで盗み聞き、してたデショ?ドンカンですか」
「う......ていうかっ...近い...」
「ワザトです。まだ、抵抗アルでしょう」
はぁっとため息をついて離れていこうとするアレックスを俺は手を引いて止めた。
「やじゃないっ、アレックスカッコいいから...どきどきするだけで...俺、アレックスのことがちゃんと好きなのか、自分も知りたいから...だからその......」
き、キスしてって言うの恥ずかしすぎるよ!!さっきしたけど、一瞬だったじゃん......って、どうしてずっと黙ってるんだろう...
「あの、アレックス...んむっ」
声をかけようとしたら突然アレックスの顔がぐんっと迫ってきて、唇がくっついた。はむはむと俺の唇を挟んでくる。
「ん、ふぅ、んッ...あれっ...んぅ...」
「...どれだけ煽るんですか」
アレックスは1分以上唇をはむはむしてきて、その間俺はされるがまんまだった。でも、全然嫌悪感はなくて、むしろどんどん興奮してきちゃって。アレックスの荒い鼻息が当たるのとかも嬉しくなって、キスをしただけなのに、ちゃんと好きなんだって実感できた。
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