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「...ドウデスカ」
「大丈夫、俺、たぶんアレックスのこと好きっ...だから...」
俺も、こんなにキスだけで気持ちがたかまったことなんかないから戸惑いが強い。でも今は...
「アレックス...もっとッ...」
「っ......もう、やめれませんから」
アレックスはそういうと再び俺の唇に食いついてきた。アレックスの少し厚くてかたい唇が俺のとむにってくっつく。
吐息の温かさに安心感を得たのもつかの間、熱い舌が俺の唇をチロリと舐める。驚いて俺は唇を少し明けると、荒々しく割って入ってきた。
「んふぁ、ひゃっ...ありぇっ、くす...んッ、はぁっ」
「春音サン...かわいい...」
アレックスの舌が俺の口の中で暴れてる。長い舌が上側を舐めたと思ったら、歯列をなぞって、俺の舌に絡む。
ぢゅって吸われたら、体がびくって跳ねて、腰がじんわり痺れた。
「へへ...きもちぃ...」
「...オレもデス」
アレックスも興奮してる?って聞きたくて、キスをやめようとしたら、俺の膝に固いものが当たってて、聞く必要もなくなってた。
ちゃんと興奮してくれてるんだ。あとで幻滅されたりしたらやだなってちょっとおもってたから...
俺も一生懸命舌を絡ませ返して、アレックスのこと気持ちよくさせたいのに、舌が短くてできない。どうしてアレックスはそんなに長いの?
どっちともつかない唾液が溢れて、息をするためにすこし口を離した俺の顎に垂れる。アレックスはそれを優しくすくうと、俺の半袖シャツの中に手を忍ばせてきた。
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