心のモヤモヤ

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「春音サン、オハヨウゴザイマス!」 笑顔で近寄ると、ぎょっとした顔で振り向いた。 「あ、アレックス...おはよう、新しい教育係の人と頑張ってね!」 目も見ずに矢継ぎ早に話すと、さっさと部長の元へ帰ってしまう。 部長には、目を見て、いつもの可愛さで話すのに。 元々、国にいた頃は日本人が好きじゃなかった。 「空気を読む」という謎の習慣。それにより悪い部分に気づけない人が増え、その人との関わりで周りにストレスが溜まりはじめる。 そしてストレスが溜まった結果、公園でのようなことが起きる。 女性も、好きな男性にはねっとりと媚びを売り、嫌いな女性には分かりやすいほどに冷たく接する。 アメリカでも虐めはあるが、日本人は悪質にそれをやる。 大抵それを守ったり、虐めとかでなくても、困っている人を助けることは当たり前のことだ。 けれど日本人は、自分以外になにもしようとしない。見て見ぬふりだ。 そんな社会に放りこまれ、面倒くさい毎日を歩むのだと思っていた。
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