00.記憶

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2011/3/11 東日本大震災 その日、俺はまさにそこに居た。 これは東日本大震災の被災者である俺の記録であり、忘れたくない記憶である。 それを一つの物語としてここに綴ろうと思う。 ーーーーーーーーーーーー ※この物語は東日本大震災の被災者であるshiro.自身の実際の体験を基に再編成して書いております。 さて。現在年も明けまして2019年。 あれからもう8年も経つのに、何故今更、何の為に途中で書く事を止めていたこの話を再び書こうと思ったのか? その経緯と致しましては、勿論、“多くの人に震災の記憶を忘れないでほしい“という願いもあり、“実際にshiro.が体験した事を知ってほしい”という思いもあります。 ……というより、これを初めに他のサイトで書いた数年前、当時はありました。純粋にね。 しかしながら、今その経緯を聞かれたならば、その一番の要因はまさしく追加して書いた上記の通り。 記憶は時と共に薄れて行く。 それを今更ながらshiro.自身がひしひしと痛感したからであります。 そして、それを機にふと8年前、震災当時の事を思い出し、それを踏まえて考えた時、 当時感じた感情も 抱いていた思いも 思い出せた筈の光景も 当時の出来事の何もかも。 忘れて思い起こす事さえしなくなれば、いつか完全に記憶から消えてしまうのかもしれない。そんな事をわりと真剣に考えました。 御断りとして、これはあくまでshiro.個人としての話です。 『当時の事を忘れられる訳がない』 そういう思いで居られる方も今尚沢山おられると思います。 ですので、ここに綴る物語は他の誰の為でもなく、紛れもなくshiro.自身。自分自身の為に書いたと言っても過言ではありません。 今一度御断りとして。 この話はあくまでも自分自身の為の記録と記憶の為に書かれています。 この話を読んで気分を害する方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。 ここより先のページへと読み進めるのは自己責任でという以外ないのですが…… どうかよろしくお願い致します。
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