1人が本棚に入れています
本棚に追加
今のワタシはなんだろう。
考えても、よくわからない。
「っていうか、まりあー」
ワタシを邪魔するかのように、
一人の女の子がまりあに質問をする。
「ん?なに?美琴?」
彼女の名前をみこと、というらしい。
「あのさぁ、気のせいかもしれないんだけど、、」
美琴は何かに臆しているのか、
チラチラと周りを見ている。
「あたしだけかなぁー、わかんないけど、
誰かに見られてる気がするんだけど。。」
「えぇ?そうかなぁ?」
首を傾げながら、まりあ。
「もしかして、」
まりあでも、美琴でもない、彼女が
ワタシの方に指をさした。
それにワタシは、愕然としている。
みんなにワタシは見えているのか、
なにかを感じてくれているのか、
些細なことだが、ワタシは少し嬉しくなった。
(そう。ワタシよ。ワタシを感じて。)
頭の中では一生懸命、祈りをささげている。
ワタシに、気付いて。と
そんな風に。。。
最初のコメントを投稿しよう!