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「待たせたな」
山道君がそう言って持ってきたものは……。
「そ、それ何?」
「プロテインだ。伊藤、あまりにもひょろりとしているからな。あれだけチョコレートもらってんだ。いずれ女子を守らなきゃいけなくなるだろ? そのためにもこれを飲んで筋肉をつけるんだ」
僕は色んな意味で泣きそうになった。
「お? それは?」
「え? こ、これは……」
僕の手にあるチョコレートに気が付いた山道君。僕は躊躇う。
どうしよう。チョコレートをもらえると思ったから出したのに。
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