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「清美、胸のあたりも怪我したのか? ちょっと脱げよ」
しまった、かえって怪しまれる事をやっちゃった!
「な、なんでもない! 大丈夫だ!」
「うるせえ! 俺はお前を心配して言っているんだ! いいから見せろってんだ! それとも俺におっぱいを見られるのが恥ずかしいっていうのか!!」
「そうさ、恥ずかしいんだ!! 俺は案外乙女なんだ!!」
俺は母乳が出る事を隠せるなら何でも言ってやるぞ! という気持ちになっていた。
「へへへ、俺は乙女が大好きな野獣だぜ! お前の柔肌を無理矢理見てやるぜ!!」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!」
正義は俺をお姫様抱っこできるだけあって、腕力が結構ある。俺の脱がせまいという意思などおかまいなしに、体操着を無理矢理脱がした。そして、とうとう母乳を出している俺の乳首が正義の元に晒された!
「……これ、母乳か?」
「そ、そうだよ! くそう!」
「昨日、休んでいたのはこれか?」
「そ、そうだよ!」
俺の目が涙目になってきた。もう学校生活はおしまいだ。よりにもよってこいつに知られてしまった。絶対学校の皆に言いふらすに違いない。明日からどう生きればいいんだ……。
突然、乳首にくすぐったい感触が走った。正義が俺の乳首を舐めているのだ。そして舐めるだけで飽き足らず、吸いついてきた。
「な、何やっているんだ正義!? やめろ!!」
「いいや、やめねえ! おれは馬鹿だからこういう時どうすればいいか分からねえ。困っている友達の悩みを解決するなんて賢くて器用な事はできねえ。だから俺もお前と同じように人には言えない秘密を持つことにした。お前は母乳を出す男! 俺はお前の母乳を吸う男! どっちもこんな事言われたら、これからの高校生活をずっと恥ずかしい思いをして過ごすだろ! これでおあいこだ!」
ちゅぷ ちゅぽん じゅる
「わ、分かった! 分かったからもう吸わないで、あぁあん?」
「あ? どうした女みたいな声出して?」
「お前の吸い方がエロいんだよ! いいからやめろ!」
「悪い、俺はお前のおっぱいをめちゃくちゃ吸いたいんだ」
「……はい?」
「俺はお前のおっぱいを!」
俺の言葉が聞こえなかったのかと言わんばかりに、正義は声高々に自分の性欲を正直に叫ぼうとした。
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