二人きりでの食事

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二人きりでの食事

幸いにも自分は年齢の割にはかなり若く見られ、精神的にも肉体的にもまだまだかなり若いという自負がある。実際今までもかなり年下のコに気に入られたことも多かったが、今回ばかりは年齢差でいえば25歳年下の女の子である。さすがに恋愛対象になるとは当初は考えてもいなかった。 ただ、そんな可愛いコと二人で食事できることが喜びであった。 「こんな可愛いコと一緒にいるオレ、うらやましいだろ?」という勝ち誇った気持ちにもなる。 琴美はなぜ父親ほどの年齢の俺のようなオトコと食事に付き合ってくれたのだろう? それだけでも不思議で、でも夢見心地で、俺は幸せだった。 どうやら琴美は俺のことを周囲に「かっこいい」と言っているようだ。自分でそんなこと思ったこともないし、とても釣り合うとは思わないのだが、琴美にとっては見た目はタイプということのようだ。
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