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「それじゃあ気を取り直して、ガンバリ図書館目指してしゅぱーつ」
「おー」
僕たちは今度は三人で気合いを入れて、ガンバリパークのジャングル地帯を歩き出した。
ジャングル地帯を10分くらい歩いていると急に激しい雨が降り始めた。
「わわ、すごい大雨だ」僕はいった。
「ついてないなスコールだ。ジャングルに付きものの大雨で、突然前触れもなく降り出すんだ。すぐ止む事もあるけれど二三日降り続くこともある。どこかで雨宿りした方がいいな」ブラカスちゃんが言った。
「あそこに洞窟があるよ」エメドラちゃんが指さして言った。
僕にもブラカスちゃんにも洞窟は見えなかったけれど、エメドラちゃんは目がいいので信じて彼女の後についていった。そうするとジャングルの木と木の間に獣が住んでいそうな小さな洞穴が見えてきた。
「ここで一休みしようよ」エメドラちゃんは言った。
「賛成、雨の中を歩くのってけっこう疲れるんだよね」ブラカスちゃんも言った。
「大丈夫かな、何だか獣が住んでいそうな洞窟だけれど・・・・・・」僕も疲れてくたくただったけれど、一応用心して聞いてみた。
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