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キーンコーンカーンコーン……。
四時間目終了のチャイムが鳴る。私はいつも通り愛梨の机に駆け寄った。
「ジャーン!」
愛梨がいつものようにお弁当箱のフタを開ける。中にはご飯と白菜の胡麻和えと綺麗に巻かれた卵焼き、エビフライが入っていた。
「わあ、エビフライだ!おいしそー!」
歓声を上げてのぞきこむ。
「背綿をとるのが大変だったよ~」
早速かぶりつくあたしに、愛梨は満足げに笑う。
長い髪の一部を編みこみ、ピンでとめた愛梨はいかにも女の子らしい感じの女の子で、恋多き乙女だ。
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