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林君にフラれてしまった次の日からあたしの分までお弁当を作って来てくれた愛梨。
失恋の痛手からか、タコウインナーは八本足になっていないし卵焼きは焦げてたし、どれもちょっとしょっぱかった。
「次に好きになる人のために腕が鈍らないようにしておきたいの。これからは味見の協力してくれる?」と泣き笑いのような顔で頼んだ愛梨に、あたしは「もちろん!」と答えたんだった。あたし、最低だ……。
ベッドから跳ね起きる。何としてでも仲直りしなきゃ。
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