田中美里 五

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翌日の昼休み。 「━━愛梨っ」 意を決して廊下を歩く愛梨を呼び止めた。朝から声をかけようと思ってたけどなかなか勇気が出ずにいたのだ。 無視されるかと思ってたけど、愛梨もどこか気まずそうに振り向いた。 「美里…?」 「愛梨、あの…」 人気がない階段のそばに引っ張っていき、頭を下げる。
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