田中美里 一

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愛梨はそこからまた料理の練習に励み、いよいよ明日が告白する日なのだ。 「でもどうやってお弁当箱に入れるの?」 「多田君が好きなのはカレーだって」と教えた時から気になっていた。冷めるし、普通のお弁当箱に入れたら汁漏れしそうだ。スープジャーにでも入れるのかな。 「えへへ。明日のお楽しみ!」 口の前で人差し指を立てる愛梨を「ええ~」とつついた。
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