灰色の景色。

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地面が雪から目を覚ました。 さぁ、今日から忙しくなるぞっ とけた雪を見て僕は、朝日に向けて 言葉をかけた。 営業マンである、マコトは スーツをびしっと着付、 ビショビショになった、 とけた雪の上を歩いていく。 まだ雪のなごりもあるものの、 今日は、快晴だ。 日向に向けられた太陽がそれを 少しずつ、溶かしてゆく。 溶けた雪は、地面に喰われ、 ビショビショになって帰ってくる。 「さぁ!今日も一日がんばりますかー!」 マコトは改めて気合いを入れ、 職場に向かって歩きはじめるのだ。
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