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Fが友人に言いたかったのはそこで、
「信じるな。自分の中のどこかで少し信じている部分があるはず」
としきりに言ってました。
「どうしたいの…」
Fは友人にそう聞きました。
「なんとかオカンにその宗教をやめさせたいんやけどなー」
当然の思いなのかもしれませんね。
何度も言いますが、私は人の信じる宗教を否定も肯定もしません。
それにより救われる人ももちろんいるからです。
「宗教って国内だけでもものすごい数が存在するんよね。だけど元を辿れば、数種だったりするんよ」
とFの話が始まりました。
私も友人も黙って聞いてました。
二時間ほど話をした記憶があります。
そしてその日は駅前まで三人で行って、晩飯を食べました。
友人も自宅へ帰っていきました。
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