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「それにさ、外でご飯したら、帰って来て作らなくてもいいでしょ。
そっちのが楽じゃない?」
どうやら、大祐の気遣いからのお誘いらしい。
「大ちゃん」
呟くように彼を呼び、真友子はゆっくりと彼と唇を重ねた。
「じゃあ、これから良い事して、明日ドレス選びが終わった時に
疲れてなかったらご飯に行こう。
でも、もし疲れちゃったら何か買ってきてもいい?」
「うん。まぁゆが、それがいいなら僕もそれでいい」
掠れるような声で言った大祐がねっとりと唇を重ね、左手がスルリと
パジャマの裾から忍び入って真友子の胸をまさぐり始める。
「んふっ……」
真友子の唇から零れる吐息が、艶っぽい熱を帯びた。
それさえも呑み込むように、大祐は高いリップ音をさせて唇を重ね、
舌を絡めてくる。
そして、「まぁゆ……」と呟いてキスを深める大祐に応える
真友子の喉からも、甘い声が細く零れ始めた。
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