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いつも通りに、こんな甘い夜を過ごした翌朝。
この日は、ジムはお休みにして少しゆっくりのスタート。
ブランチは、ほうれん草と揚げの味噌汁に明太子とご飯と純和風。
そしてそれを食べ終えると、真友子が食器を洗っている間に、大祐が食後のコーヒーを淹れてくれる。
「まぁゆのドレス姿、楽しみだなぁ」
湯気を上げるカップを運んできながら、ウキウキした大祐の声が掛けられる。
「大ちゃんだって、試着するでしょ?」
「するけど、男なんて同じような物しかないんだから、もう決まったような
もんだよ。
そうだまぁゆ、本当にお色直ししないでいいの?」
「若い花嫁さんじゃないし、お互い親戚や友達全部に挨拶周りするのが
面倒だから、お式するくらいなんだもの。なるべくシンプルがいいじゃない」
「まぁ、そうだけど。でも僕、きれいなまぁゆはいっぱい見たいなぁ」
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