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「落ち着いてくれ。ったく……」
俺は一旦アイスバーを口から離す。
その後、俺は気づいた。
このアイスは溶けないと。
話は戻る。
俺は空き部屋に向かい、横引の扉を開く。
丸椅子から立ち上がった千和が笑顔で迎えた。
「来てくれたんだ!」
千和は手招きする。
「おう。単刀直入に聞くけど、どうやって作ったんだ? あのアイス。正直にわかに信じがたいのだが……」
俺は半信半疑で言う。
同時に千和は右手に持っているおたまを中指と人差し指に挟む。
「それはですね……」
手を合わせて、自信のある笑みを浮かべる。
「これを使います」
千和は早速くず粉を粉末にして砂糖と混ぜ合わせた。そして水と液糖の入った中に砂糖を混ぜたくず粉を入れて溶かした。
次にスーパーで購入したイチゴをカット。
「イチゴか……」
俺は材料(特にイチゴ)見入る。
続けて、千和は先ほどのくずの入る鍋にイチゴを入れた。
そして火をかけて煮詰めること10分。くず入りシロップが完成していた。
型の中に、くず入りのいちごシロップを流し込み、熱を冷まして固まらせること約1時間。イチゴのくずよせの出来上がり。
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