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「ねぇ。俺のソフレにならない?」
この一言から私達の関係が始まった
ソフレというものは、添い寝フレンドの略である。
つまり、体の関係を持つことなく、ただ、隣にいて添い寝するという関係だ
都合のいい関係
とか
まぁ、そういう人肌が恋しい時にいてくれると助かるほんと、添い寝だけの関係
でも。ソフレというもの
難しいものであり
相手に恋愛感情を抱いたら関係は破綻するものなのだ
ソフレの暗黙の了解が、恋愛感情を抱かないことなのだ。
でも、私はその暗黙の了解を…
まずは、事の発端からふり返ろう
久しぶりに集まった高校生のときの友人たち。
私、キサラギ カレンには、そのメンバーの中に親友という心を許せる男友達がいた
そう。それがタマキくん。
タマキ アオイくんだった。
帰り道
みんなで解散してから駅まで同じのタマキ君が私を送ってくれることになった
タマキ「ねえ、キサラギって彼氏とかいるの?」
え?
そんな突然に聞かれてビックリして体がビクンッとなる
カレン「え?彼氏??いないよ??タマキ君は?」
彼女と付き合っているんだろうな。そんな事を思いつつ、質問を返す
タマキ君は昔からモテてた。
バレンタインにチョコはギリでもちゃんと本命でも結構な量をもらっていたし、告白もされていた。
タマキ「俺?いないよ。いま人肌が恋しくてさ。」
カレン「人肌恋しいよね。冬になるし。」
タマキ「ねえ、俺のソフレにならない?」
!!!!!
言葉にならない声がもれる
え??なになに??
いまなんてゆったの??
カレン「は?」
今の私の顔はすごくブスだと思う。
あっけらかんにくちを半開きにして、目は見開いている
タマキ「んー。だからさ、人肌が恋しいの。
お互いさ、彼氏彼女できるまででいいから」
何を言ってるのだろう。
そんなソフレなんて関係はない。
絶対一緒に寝たら終わりだ。
襲われるに決まっているじゃないか
ちゃんとお姉ちゃんから教えてもらったのだ。
ちゃんとお互い好きな同士で、共に夜を過ごしなさいと。
私は困り果ててしまった。
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