第一章

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「ほら、イイところ自分で擦ってごらんよ」  俺は腰から手を離して、右手で諒ちゃんの立ち上がってるモノの先端を包んでクルクルと優しく手首を回した。左手でツンと立った突起を指の腹で押しつぶし、こねくりまわす。 「やっ! あ! カナタさんっ待って……はっうっ」 「お尻でも気持ちよくなれるんだね。諒ちゃん動いてくれると、俺も気持ちいいよ?」  あっちこっち弄り諒ちゃんを高めながら、ワザと意地悪を言った。諒ちゃんは「うぐっ」と押し黙って俯き、また顔が真っ赤になった。  うんうん。恥ずかしいねぇ。でも凄く可愛いよ?  満足感に浸っていると、諒ちゃんは意を決したようにバッと顔を上げ、俺の顎を左手で下から持ち上げる。傾けた顔を押し付けるように口付けてきた。諒ちゃんの目はギュッと瞑られてて、もうヤケクソって感じだった。  反対側の手で俺の肩を抱く。それを支えにキスしながら腰を前後にぎこちなく動かした。俺は諒ちゃんの頑張りに協力しようと諒ちゃんのモノから手を離して、両方の胸の突起を弄りまくった。 「ぅんっ!」  ぷはっと息継ぎするみたいに口が離れた。上下しながらも悶えるように上半身をうねらせ、諒ちゃんはとっても苦しそうに表情を歪めた。カチカチに張り詰めた諒ちゃんのが俺の腹に擦られる度に「ンっ!」と、艶めいた声を上げ、腰を振るリズムでキスを中断してはアップアップと溺れた人のように息継ぎする。 「……すげぇいいよ。気持ちいいね」  眉を下げ、うっすらと目を開けて苦しそうに、ちょっと切なそうに俺を見る諒ちゃん。足を立て直し腰を浮かせて今度は上下させてくる。
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