第20話 記憶

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  ブワッ!!と厳重朗の視界が真っ白になる。  國枝が屈んだ瞬間シーツをひっ掴みレースの壁を作ったのだ。 「さらばだ旦那様!歳の差を脇舞えたまえよ」  「……國枝貴様ぁッ!!」 厳重朗の怒号が響く。  シーツがベッドに落ちる頃には、広太と國枝の姿は無かった。
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