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「西岡アあぁッ!!!」
俺は叫んだ、腹から叫んだ。
スパァーーンッ!と勢いよく襖が開かれる
「どうされましたか」
開いた勢いとは裏腹に声はとても落ち着いていた。
まるで今朝の病院での西岡みたいな口調。
「西岡「はい」
俺の言葉に被せて返事をする、ロボットみたいに単調な口調や表情。
さっきまで笑ってた西岡とは別人みたいだ
でも、目だけは変わらない
優しい琥珀色が真っ直ぐに俺を見つめている、
俺の言葉を待っている。
いつもの西岡だった。
「あのさ」
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