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私の作ったものを食べて、おいしいと言ってくれる彼の笑顔に、いつもドキドキされられている。
今日くらい、こっちがドキドキさせたっていいよね。
だけど、だからって、なんであんなことしちゃったかな~私。
今更ながら、自分の行動に恥ずかしさが込み上げる。
背中に向けられているであろう視線に耐えられなくなってきた。
とりあえず、早めに立ち去ってくれると助かるのになぁ・・・・・・
私の願いとは裏腹に、窓の外で伊藤くんがパンパンと身体についた土を払い、窓枠を越えてくる気配がした ――――――
end
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