プロローグ

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四月朔日藍。 八月朔日翠。 二人は生まれた時から何かにかこつけて競争させられてきた。 それは母親同士のプライドをかけたもの。 子供を使ってするものではないと両者の夫も説得するも、聞く耳持たず。 純粋な二人の子供は母親が喜んでくれるのならば、と必死に母の期待に応えた。 その結果が現在である。
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