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第2部 悪魔のプレイヤー
「ユキムラサツキ!俺と決闘しろ!」
そこにいたのは銀髪の少年。いや少年といっても僕と同じくらいか……。
でも、角とか翼が生えてるし、アレって逸話とかの悪魔なのかなぁ。
「あ、あの……異世界の方でしょうか…?」
「フッ、察しがいいなユキムラサツキ……」
いや、銀髪の日本人なんてそうそういないかと…。
「で、決闘ですけどやめておいた方がいいですよ」
と、言うと悪魔の少年は頭の数字を指した
「ほう、コイツを見ても…か?」
「レート2000!?」
「その目に狂いは無いようだなユキムラサツキ」
レート2000は相当なプレイヤーだ。
試合の結果によって変動するが一勝につき5~10レートが上がるとすると恐らくほとんど負けていないであろう。
「悪魔なんですよね? 」
失礼かもしれないが一応聞いておく。
「フフッ、その通りだ。紹介が遅れたなユキムラサツキ!俺はエリート級の悪魔!アスタロト様だ」
自分に様とつけるあたり相当自身があるんだろう。
というか悪魔だったんだ…。
とはいえ、悪魔だとしたら僕の魂を魔界とか冥界に持っていかれるのかもしれない。
だとしたら大変だ。
「あの……」
「そろそろ決闘を始めよう!遅くては魔王様に申し訳ないからな」
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