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父の故郷は島根県江津市であり時々私もつれられて帰っていた。曾祖母がいて、その風貌が恐ろしく泣いてしまったことを覚えている。大きな江の川がとても印象的だった。また帰りの汽車のなかのこと、外を見ていて山羊を見つけたのはよいのだが、名前がはっきり分からす「えぎ」、「めぎ」、「ねぎ」と自信なく言ってみたことも。また、汽車の中だというのに枕が欲しくて「バクアン」と言って要求してみたり。
江津に帰った時、源之介という名の祖父がとても可愛がってくれた。何周りになるのか分からないが、共に午年生まれでもあり喜んでいた。何故か私を自分の腹に乗せて、笑っていたが、私は子供ながらに何故こんなことをするのかと、不思議でたまらなかった。
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