また君に恋してる。

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電車が停止し、自動扉がプシュと無機質な開閉音とともに開くと志田直太郎は若い女にベッドに誘われるような感覚で引き込まれ出入り口近くの座席に座った。 車外では車掌が行き先など構内放送で告げている。 座席に座ると背もたれ頭は垂れ、足はそこらに放り出されたように投げ出されている。
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