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年を越して少しずつ先輩と会えない日が増えた。 それでもバレンタインには手作りのチョコレートを渡し 3度目はまた私の部屋で このまま離れたくないなと思うほど、とても幸せだった。 それは、突然だった。 いや…覚悟はしていたのかも知れない… 「鈴とはもう付き合えない。ごめんな。」 電話でそう言われた。 大学に合格した報告の電話のはずだった。 私はおめでとうも言えず「はい。」と答えただけだった。
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