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本当の意味で俺を受け入れてくれた鈴。
あの時から少しも変わらず俺の隣には鈴がいる
「あのね。かけるの私への偏った評価が
甘いのは嬉しいけど
世間一般にはモテないから心配いらないよ。」
「…鈴…あのさ…
もしかして、俺以外の男とは付き合っていない?
「例え、それがゴールだとしても
ゆっくり進んで欲しいとお願いしましたよね。
付き合う時にそう言う話をしましたよね。」
「違うよ…鈴、
そうじゃないよ…
結婚することをゴールだなんて思っていないよ。
むしろ
安心して2人の時間がはじめられる…
結婚はスタートなんだよ。
久しぶりに鈴と肌を合わせて確信した。
鈴はずっと1人だったんだ
1人でずっと
それなのに俺は…
情けなくて涙が出た
どうやって償えばいいのか
これからは鈴の幸せだけを考えようと誓った。
日々恋をする。
幾つもの初めての恋に出会う。
全ては鈴にだけ
俺にとっては初恋は日々の出来事。
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