駿来

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少しずつ 功太朗にも助けられて飲みに行く回数も減っていくが 守に誘われてると俺も功太朗も仕方なく付き合う。 俺や功太朗をダシに未だに 女の子と遊んでいるのは知っていたけど あいつらと飲むのは楽しかった。 功太朗もいっけん楽しそうにしているけど 女の子が居る時には綺麗に一線を引いていた。 あの外面の良さは羨ましいと思った。 結局 そんな風に俺は大学の4年間を無駄に過ごした。 そうして未だに家との事は逃げ回り 大学を卒業して就職した仲間達を見送り 大学院に進んだ。 兄も両親も何も言わなかった。
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