駿来

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あっちだこっちだと席を立った人たちが揉めている たかが合コンで必死だな。 「あれ?鈴ちゃんは?」 そんな声に聞き耳を立てる 「トイレだって」 「ねぇ、鈴ちゃんあそこの大きな製菓会社に就職決まったって本当?」 そんな個人情報をこんな所で、といつもならあきれる所だけど 彼女の情報を聞けたのはなんか嬉しい。 「本当だよ。すごいよねー。」 …うちの会社…たぶん ものすごく興味が沸いた。 俺は入り口近くの席に移動した 「俺ココでいい。 足立は幹事だから真ん中。 トイレの子はここ。 友達?じゃあここ。 後はテキトーに振り分けて。」 急に俺が仕切るから皆シーンとして… それでも渋々と従いながら席につく。
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