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その日から毎日先輩は私を教室に迎えに来て
私の家まで送るというコースが出来上がった
誰かに何かを言われたりいじめのようなことも
心の片隅では警戒していたけれど
ビックリするほど何もなかった。
その間に少しずつ
２人の会話は自然な物になって
先輩は私の事を「鈴」と呼ぶようになった。
先輩に名前を呼ばれると
なぜだかとても「女の子」になった気分で嬉しくなった。
２ヶ月を向かえる頃には
しっかりと先輩の事を好きになっていたと思う
そしてそのまま夏休みに突入することになって
夏休みの間はどうするのかな～との心配をよそに
先輩に図書館に誘われると
２人で勉強するのが日課になった。
夏休みの間中なんだかんだと２人でいたように思う。
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