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新学期が始まって学校生活に段々と変化が見え始めた。
上履きがなくなったり
体操着がなくなったり
物に関しては毎日持ち帰るなどの自衛をしたが
心ない陰口は少し神経を蝕んだ
ただ先輩には言えずにいた。
先輩は相変わらず教室まで向かえに来てくれて手をつないで帰る。
そしていつの間にか私の荷物を持ってくれるのも日課になった。
イジメのようなことが少し落ち着いた頃に
何故今頃だったのか知った。
それは
先輩が女の子と付き合うサイクルがほぼ２ヶ月だったそう。
つまり放っておいても２ヶ月すると次のチャンスが回ってくるので
その間はみんな黙って別れるのを待っているのだとか…
夏休みの間に別れていると思っていたのに変わらずに付き合い続けている私に
怒りの矛先が向いたのだとか
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