駿来

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駿来

鈴と別れて入った大学で 俺は糸の切れたタコのように遊び始めた。 鈴を忘れたいが為に自分を偽りバカみたいに飲み遊んだ。 ゴールデンウィークが明ける頃には仲間が定着し 常に4,5人でつるんで合コンお持ち帰りが定番になった。 しかし遊びに夢中で来る物すべて拒まずという感じだった俺を 顔を合わすたびに兄や家を取り仕切っている人達に 叱咤されるの毎日を面倒くさがり いつの間にか仲間の1人のマンションに入り浸っていた。
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