【Prologue】セルコア

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【Prologue】セルコア

西暦2100年。 世界から「国家」というものがなくなり、代わりに台頭してきた「Association of Mankind and Military Uses with No-Nation Eternity」「Ammune(アミューン)」により、世界が12の地域へと切り分けられた。 アミューンによって分けられたそれぞれを、「A-Rea(エリア)」で呼称する。世界にはエリア1から12までが点在し、地域ごとにコミュニティを形成している。 (これは、国家及び政府という組織が表向きはなくなったものの、別の名称で置き換えられただけの目眩(めくらま)しのようなものーという世論もある) エリア1(旧アメリカ)を始め、エリア7(旧ロシア)、エリア9(旧中国)などがあるが、その中でも最後にエリアとして登録されたのがエリア12(旧日本)である。 さらに「Certificate of Education and Life Living-plan」「Cell(セル)」と呼ばれる階級制度により、世界のあらゆる人種が細分化された。 セルは7の階級で構成されているが、中でも上位1から3までのセルを「First Degree(Cell)」「1D(ワンディー)」と敬称し、4から6位までを「Second Degree(2D ツーディー)」、7階級目を「Last Degree(ラスディー)」と呼ぶ。 (ラスディーは紛争地域のみに存在し、現在ではほとんどが絶滅したと言われている。あくまでも、表向きは、である)
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