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そして、傍に落ちていた槍を、怪物の背中のイボを突き刺した。
怪物は苦しみながら死んだ。
僧侶は、その槍の持つ方で壁の下方を押した。
すると壁は、簡単に向こう側へ開いた。
それを知った村人たちは、一瞬、喜んだ。
が、僧侶が怪物を殺したと知った村長は、
「あの怪物の腹の中で、食べられた村人が生きていたかも知れないんだー!」
と激怒し、村人に、
「この僧侶を殺してしまえー!」
と命じた。
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