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カフェテリアにて
魔法省内にあるカフェテリア。
建物の3階にあり、ここまでは入館証や身分証なしに一般人も入ることが出来た。
カラヤも先日魔法使いとしての登録証をもらったので、上の階に行く事も出来る。そこには資料室、訓練室などがあるが、さらに上階はオフィスとなっており、魔法省職員でないと入れない。
全面ガラスの窓から明るい日差しか入ってくる。観葉植物も置いてあり、開放的なムードだ。
地方からやってきた観光客にとって、ここは魔法使いを間近で見られる絶好のスポットだ。
ただし、魔法使いかそうでないかを一目で見分ける事はほぼ不可能に近かった。
カラヤはアイスミルクティーを受け取ってキョロキョロと見渡すと、窓際の席に座った。
金曜日の夕方、それほど人は多くない。
サラリーマン風の男の人、散歩がてら寄ったような老夫婦、1人でずっとスマホをいじっている若い女性…。
しばらくするとスーツ姿の女性がカラヤの正面に座った。
「お待たせ。」
「ユーカさん、こんにちは」
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