純白の独白

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
…今日、私は死んだ。 スマホをいじってるトラックの運転手、彼には悪かったけれど…私の為に、罪を被ってね? 私はトラックに飛び込んだ。 私の意思だ。 可哀想、轢かれて殺されるなんて… 人々は言った。 違う! 殺されたんじゃない。 殺されたんじゃない!! 私の意思だ!!! 死にたいという、私の! 「意思」…親のものじゃない! 愛…私は紅を嫌いと言った!私の言葉を、意思を言ったのに、あいつ… 愛してただなんて! どうしてそんなに私に構うの? あぁ、可哀想な私。誰もわかっちゃいない… 誰も愛してくれない… 私は誰も信じられない!!! この前考えていた事が浮かぶ。 最後にそれは間違いだと気付いた。 私をわかってくれないんじゃなかった。 私がわかれなかったんだ。 あぁ、 「死にたくない」 私は、トラックに巻き込まれた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!