第6章 …疑念…

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第6章 …疑念…

「山田、今から話す…岡田の話しは絶対口外しないでくれ…」 岡田が、説明を始めた。 「それでは「ヨリヒロ」に勤めている奴から聞いた話しは…」 「…「ヨリヒロ」に勤めてる奴は、私とは学部が違うのですが、サークルが一緒だった事から…」 始めに、岡田は友達M氏との間柄を話して… 岡田は文系、友達M氏は、理系の薬学部を卒業していた。 岡田は、独身であるがそのM氏は昨年に結婚し、披露宴では岡田が進行を務めるほどの仲だった… M氏は、「スピリチュアル剤」「SPi」の開発に直接関わって…いないのだか… 関わっている部署の課長クラスの人達が思いつめる様に… つぎから…つぎから… 精神がやられているとの噂を聞き… 「スピリチュアル剤」「SPi」に関わっているM氏の同僚に問いただすと… 噂は、真実に変わっていたのだった… この話は、はじめ極秘で進められていて… M氏は知るすべもなかった しかし、この「スピリチュアル剤」「SPi」に関係のある部署プロジェクトのメンバーが… 部署内で発狂し… 病院に送られたのを目の当たりにしたからであった。 岡田の友達M氏は、責任感、探究心、好奇心が、旺盛で… 他人事とは思えず… 独自に「スピリチュアル剤」「SPi」部署プロジェクトの調査を始めたのであった。 「私の友達は、このプロジェクトに参加していませんが…」 「なんの目的で、このプロジェクトが…」 「立ち上がったのかも友達はわからなかったのです」 「目的が新しい世代若者の投薬?サプリである事をしって…」 「なんか国の野望を感じたと言ってました…」 「それは…会社がこのプロジェクトを自主的に進めているとは…」 「まったく思えず…」 「国が強制的に…やらせている様にしか思えない…」 「そんな、感じだったと…言ってました」 「そして、私の友達は調べて行くうちに…」 「怖くなり…」 「この話をしてきたんです…」 「そして…」 「マスコミ報道で知った…」
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