第7章 …化学物質…1-ブロモプロパン

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「ミドルムシ(ユーグレナ)」と精神安定剤として抗精神病薬を融合させ… その他、活力をつける為のサプリメントである「マカ」「アルギニン」も加え融合させる… であった。 「京介さん…」 「マスコミ報道と違う事は…」 「ミドリムシも錠剤を生物化するため若干使うのですが…」 「前にも言いましたが…」 「医薬、サプリ、化学物質で…」 「この化学物質が考えられない物質で…」 「驚く事に…その物質は、人体機能に障害を起こす物質なんですよ…」 「…その物質を改良したのでしょうか?」 「その物質は、2020年に全廃した精密機器…半導体などの洗浄に使用していた…」 「1-ブロモプロパンという化学物質なんですよ…」 「私の友達も専門…では無いので調べるのに…」 「時間がかかったそうです…」 「この1-ブロモプロパンは、示性式が CH3CH2CH2Br と表される有機臭素化合物で、外見は無色の可燃性液体で…」 「オゾン層を破壊する物質…フロン類の代わりに…」 「洗浄溶媒として工業的に用いられ…」 「電子回路の基板からはんだの残渣を取り除くための洗浄溶媒とされ…」 「強い臭いを持つと言われています」 「岡田…何故この化学物質を選んだのか?」 「人体に良くない化学物質を…」 「それは…」 「…「ヨリヒロ」はこの1-ブロモプロパンをミドリムシの遺伝子と組み合わせて…」 「人体に影響の無い…」 「画期的な錠剤を作り上げる事だったのですが…」 「国、厚生省から…納期をせがまれ…」 「開発途上の錠剤を世に送り出したんです…」 「国は、人体の影響よりも…」 「人体の浄化を優先した様だと…」 「私の友達が言っていましたが…」 俺は感じた… 今迄は、新しい世代若者の心のケア… 陽の部分しか考えていなかったのだが… 国は陰の部分… 犯罪を除去する為の… 浄化剤として考えいるのでは無いかと?
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