プロローグ

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季節の変わりめであることからか? 寒暖差が激しく、五十を超えた俺は疲れが抜け切れず… 出勤前にうたた寝をしていた… テレビのニュースから… この国の平均寿命が100歳を越えたことを伝えていた。 寿命は伸びているが、出生率が僅か3%となり… 長寿大国となったこの国は、高齢者老人が増え過ぎ、世の中の流れが少しづつ変わろうとしていた… 過去のように、経済大国として… この国の経済やら外貨など… 国としての誇り… 凛としものが… もう…なかば… どうでも良くないって来ていた… それは、この国を引き継ぐ… 新しい世代…若者が… 長生きに感心が無くなり、ある時を境に… ある教えから心のあり方が変わっていた。 今、2075年… どうしょうもなく… 増え過ぎた… 高齢者…老人 それに比例するように… 人生に喜びを持たない 心に病を抱えた若者が増加し… 国としての機能が、ほころび始めていた。 新しい世代…若者は… ポジティブに物事を考えられなくなり… 増え過ぎる高齢者を支える… 負担が…大きいことから… 自らの目的…目標…を失い… この国を支えていく事など考えられ無くなっていた。 心…病んだ新しい世代の若者が増えていく中… 国は…政府は… 心の病を鎮める…ため 新しい世代…若者の心をケアする事を決議したのだった! それは… 画期的な錠剤であり… 心の病を癒す事から… 「スピリチュアル剤…」 薬剤名… 「SPi」と名付けた…
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