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子宮体癌って・・・なに?!
2019年1月18日
紹介状を携え、都内にある大きな医療センターの婦人科外来の初診を受けに来た。
当日は夫が同施設での勤務日だったため、夫の出勤に合わせて、外来受付の一番乗りで到着した。
総合受付を済ませたら受診をする婦人科でも受付を済ませ、あとは自分の順番が来るのを待つ・・・ひたすら待つ。
総合受付を済ませると渡される呼び出し機が鳴る気配はない。
本を読む、携帯ゲームをする、ウトウトする、時間だけが過ぎていく。
左手薬指の付け根がズキズキ、ジンジン痛み、赤く腫れあがってきた。
実は3日前に掛かりつけ病院を退院し帰宅した折、久し振りに我家のニャンズにマタタビ粉末を固めた市販のオヤツを与えたのだが、
弱っていたはずの最長老13歳後半のジイ様猫の食欲が復活して、
私の指まで食べようとしたのだった。ジイ様の毒牙は深く刺さり、患部は小さいが、
かなり流血し当のジイ様も私の指から流れる赤い血に驚いているようだった。
流水で洗い消毒、抗生物質の入っている軟膏を塗布したのだが、
左手全体が腫れてパンパンになりギュッとこぶしを握ることさえできなくなっていたのだ。
婦人科の呼び出しは当分なさそうだ。この際、ジイ様の毒牙被害を診てもらうとするか。
と思い立ったが『これって何科なんだろうか?』自分では判断がつかないので、
婦人科の受付嬢に相談し皮膚科へ向かった。
皮膚科も混雑していたが、受付を済ませ初診の問診票を記入提出してから直ぐに呼び出し機で『皮膚科からのお知らせ』は入ってきた。
ものの5分程度で患部の状態確認と消毒、処方箋と次回予約までして頂いた。
ジイ様の毒牙被害については解決したので、本日のメイン婦人科へ戻った。
ヒト・・・人・・・ひと・・・で座る場所が無い!この数分で・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
一体、いつ呼ばれるのだろうか?本当に今日中に呼び出し機は、婦人科からのお知らせをしてくれるのだろうか?
♪ピピー!ピピー!ピピー!
『婦人科からのお知らせ:もう直ぐよばれますので診察室の前でお待ちください」
ここからは、診察、内診、組織検査が行われ、ドラマに出てくるようなキャピキャピ女医から「子宮体癌です。婦人科の部長先生の手術スケジュール枠が空いている1/31に手術に手術しましょう!」と言われた。
いきなり、手術⁈
だが拒否は出来ない。癌はかなり進行しているため、手術を受けなければ…死んじゃう。
癌の影響で酷い貧血になっているため、早期入院をする必要がある。
手術中に輸血が必要になったなった場合に備え、自己血を採取しておかなくてはいけない。でも、貧血具合いが半端なく酷い。
1/23から入院して、先ずは造血治療。数値が回復したら自己血の採取をすることになった。
レバー、ほうれん草、白菜を爆食いしても、焼け石に水レベルの数値なのだ。
入院までの僅かな期間で自宅内の諸々をしておかなければならない。私の心は癌の手術よりも、私が不在中の夫と猫たちの生活に支障がないようにしなくては!という気持ちでいっぱいになった。まだ、癌患者としての実感がない状態だったのだ。
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