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悲しい別れ
2019年1月31日の手術に備えて、事前に入院をすることになった。
実は手術前って色々忙しいと初めて知った。
もちろん医療機関や病気などによって違いはあるだろうが、私の場合は超多忙だった。
1/19に執刀医からの説明、麻酔科での説明、口腔科でのクリーニング←口腔科でのクリーニングは手術前日にも行われます。
あと残る3日の間に可能な限りの洗濯、部屋掃除、猫の世話をしなくては!私は子供を授かる事が出来ず、ずっと猫と暮らしていた。
当時は1ダースの猫ちゃんがいた。そのうちの最長老は介護が必要だった。夫は泊まり勤務のある仕事だから介護は難しい。「安楽死」という言葉が頭をよぎる…掛かりつけの動物病院は休診日だ。明日になってから相談して良い方法を探ろう。ご長寿猫には「安楽死」なんて言葉を思い浮かべた事を繰り返し謝った。
でも、私の不安な気持ちが伝わったのか、ご長寿さんが全く飲食しなくなった。強制給餌も受け付けない。何度も謝った。夜になりソファの上で少しだけ食べた後で目を開き走る仕草をした。「もうすぐパパが戻りますよ」と話しかけるが、ご長寿さんはスーッと息を引き取った。同時に夫から「マンションの下の信号に着いた」とメールが来た。繊細で優しいご長寿猫は虹の橋に旅立った。
翌日、ご長寿さんを荼毘にふした。本当にごめんなさい。最期まで優しい猫でした。
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