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病理検査の結果説明
11時間に及ぶ開腹手術の翌日から、嫌だけれど歩いている。痛み止めのお陰で、術後の痛みは殆ど感じ無いのは幸いだ。…実は、もともと痛みに弱い為、「痛くなるかも⁈」との予想から早め早めに痛み止めの内服を飲んでいるのだ。アラームを6時間おきにセットまでした。
とにかく痛いのが嫌なのだ。
話は少しそれてしまうが、親しくなった人に生い立ちを話すと必ず「よくグレませんでしたね。」と言われるほど私は複雑な家庭環境で育った。ツッパリという人達が流行った世代なのだ。クラスでは百恵ちゃん派(山口百恵さん)と淳子ちゃん派(桜田淳子さん)に分かれていた。私は勿論、淳子ちゃん派から聖子ちゃん派。小学生の頃は淳子ちゃんカットにサクランボのブローチを付けたエンジェルハット、成長して聖子ちゃんカットの可愛い路線を貫いた。ツッパリに魅力を感じた事が無いのだ。当時は「ツッパリ=喧嘩」というイメージを持っていた。「喧嘩って痛いじゃん。」という理由でグレなかったのだ。薄っぺらくて、ごめんなさい。
とにかく、痛みを避けるため薬を飲みまくるのだった。
私が受けた手術は癌に侵された臓器と周辺組織の摘出だ。摘出した臓器などは病理検査で詳しく調べられる。執刀医からの説明を受けた。
一般人にも分かりやすく噛み砕いて説明をしてくださった。
子宮体癌ステージ3c 癌細胞は子宮壁を破る寸前まで進行していた。転移の心配を払拭する為、子宮と卵巣と卵管の全ての他に鼠蹊部のリンパ節をごっそり摘出した。臓器自体の摘出は6時間位で終わったが、毛細血管が複雑に絡みつく鼠蹊部のリンパ節の摘出に7時間を要し大量の輸血をしたそうだ。
珍しい事もあったらしい。リンパ球は直径1cmでも大きく、通常は摘出となるらしい。が、私の鼠蹊部では直径5cm大のリンパ球が3個もあり、傍らで癌細胞2個が壊死していたそうた。これには、執刀チーム一同ビックリポンだったそうだ。「私のリンパ、頑張ったんですね」と言うと、ドクターは満面の笑みを返してくれた。
少しグロいが、画像付きの報告書をアップしようと思う。
今後は抗癌剤の化学療法での治療をしていく。
先ずは歩いて歩いて、早く退院が目標だ。
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