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重い頭を回して、なんとか面白い文章を書こうとする
けれど、なんだか薄っぺらくって
無味無臭な代物になってしまう
「なぜだろう」と考えて
たくさんの本を読んで
最近、少しわかってきたことがある
私生活の中に、素敵な物語のカケラはある
それを見つけられるか
見逃してしまうか
楽しいとか、悲しいとか、
そんな二三文字の言葉じゃ表せない感情が、この世界にはいくつもある
普段、何を思い、何を深く考えているか
それが文章では隠せずに露呈される
私がいかにものを考えずに生きてきたか
書いてみれば、はっきりしてしまった
ただそれだけだった
もちろん、構成力や素敵な設定だってあれば越したことはないのだろうが
ここでの話はそれ以前のことだ
読者は、読みながらいろいろと想像を(または妄想を)膨らませ、それを楽しむ
文章はその土台となるものだ
土台がピラピラの紙切れで、楽しめるわけもない
物語は、出来事→心情→行動の繰り返しだと、どこかの塾講師が言っていた
なにか事が起こり(出来事)
それを受けて感情が生まれる(心情)
そして行動する
これが繰り返されて、物語は進んでいく
この一見単調な流れを魅力的にするには、奥行きのある表現力が必要なのだ
引き込もっていては何も得られない
面白い文章を書くためには、まずこの毎日を面白くしなくては
2.12
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