1招待状

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「ひっ…!や、やっぱ死ぬって事じゃない!ねえ!」 「う、うるせーな!黙れよ!」 「な、何よ!」 皆完全にパニクっているようだ。 その時、 スピーカーから声が聞こえた。 「ふふ、どうやら皆さんLINEを見られたようですね…。」 不気味に嗤う奴の声 君が悪ぃ…。 「ふ、ふざけるな!俺達をここから出せ!」 「…だから言ってるでしょう。 クリアすれば出して差し上げると…。」 「…ふざけんな!今すぐ出せ!ちくしょ!」 その時、クラスの1人吉田がドアに手を掛けた。 その瞬間 …ビリビリ! 凄まじい電気音が聞こえた。 その時吉田はその場でぐったりと倒れた。 「…吉田!」 掛けようとしたその時 「…無駄ですよ。」 声が聞こえた。 「…あ?」 無駄…? 「…彼は既に死んでいます。」 「…ひっ!」 「…この学校には様々な仕掛けがあります。下手に触ると彼のようになりますよ?」 マジかよ…。 「とは言え、死体と一緒だと気味悪いでしょう。」 その時、スーツを来た男が担架を持ってきた。 「死体はこちらで処理致します。」 「いやああああああー!悠!やだあー!」 本当に死んだのか…? 「皆さんはどうか彼みたいにならないよう。気をつけてください。 ではまた、クリアした時にぜひお会いしましょう。 さあ、楽しい同窓会を始めましょう。」 そしてスピーカーは切れた。 「俺達これをクリアしなければ全員死ぬって事?」 「…そんな。」 ふざけるな。 こんな所で死んでたまるか そして俺達の命懸けの ゲームが始まった。
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