TRAP

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 卑猥な笑いを顔に貼り付け、タカヤは人差し指で由真の腹をゆっくりと下へとなぞり出した。全身、鳥肌が立つほどいの寒気が襲う。しかし――、 「あ、やめ……ぁあっ、く……ぁ、あ」  いやらしい動きで秘部をなぞる指に、由真の躰がビクビクと反応した。 「観たぜ、あの動画。スゲーよな。興奮したぜ」  ヒヒヒと笑うタカヤの言葉に絶望した。  由真にとって、たった一度の過ちの筈だった。 しかし、近づいてきた夫の同僚のセックスには、背徳感から来ると思われる特別な快感があった。 興奮させる媚薬があった。 その全てが、毒だったとは、考えもしなかった。  私の犯した過ちの代償ーー! 「んあんっ」  タカヤの指の刺激に、由真は足を開いたまま顔をのけ反らせた。乳房がぶるんと揺れ、その先が勃ちあがる。 「たまんねーな、義姉さん」
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